ほうれん草をお味噌汁に入れると、色鮮やかで栄養たっぷりな仕上がりにしたいもの。でも、うまく調理しないと色が変わってしまうこともあります。
そこで、ほうれん草を美味しくお味噌汁に入れる方法をご紹介します。
目次
ほうれん草をそのままお味噌汁に入れてはいけない理由
ほうれん草は鉄分、カリウム、ビタミンC、βカロテンなどの栄養素が豊富で、女性に嬉しい野菜です。
しかし、お味噌汁に直接入れると、最初は緑色でも火を通すうちに茶色っぽく変わってしまいます。これは、ほうれん草の色素が熱で変性するためです。
ほうれん草に含まれるシュウ酸とは?
生のほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれており、これがアクの原因です。シュウ酸はエグ味や苦味を引き起こし、過剰に摂取すると尿路結石のリスクがあります。
しかし、シュウ酸は水に溶けやすいため、下茹でして水にさらすことで減らすことができます。
美味しく仕上げるためのコツ
ほうれん草をお味噌汁に美味しく入れるためのポイントを紹介します。
コツ1: ほうれん草を熱湯で短時間茹でる
ほうれん草の色素は40℃前後で壊れやすいので、熱湯(100℃)で1〜2分茹でることがポイントです。長時間茹でると色素が変性するため、短時間でさっと茹でるのがコツです。
コツ2: 茹でたほうれん草を流水で急冷する
茹でたほうれん草をすぐに流水で冷やすと、色が鮮やかに保たれます。また、食感も良くなり、シュウ酸も効果的に除去できます。
ただし、長時間流水にさらすとビタミンCやカリウムも流れ出てしまうので、2〜3分でざるにあげましょう。
コツ3: 食べる直前にほうれん草を加える
お味噌汁が食べごろの温度になったら、最後にほうれん草を加えます。お味噌汁に入れる際、ほうれん草はすでに茹でて冷やしてあるため、温める程度で十分です。これで色鮮やかで美味しいお味噌汁が出来上がります。
まとめ
今回、ほうれん草をお味噌汁に美味しく入れるための方法を紹介しました。
生のほうれん草はシュウ酸を含むため、下茹でしてから使用するのがポイントです。
熱湯で短時間茹で、流水で冷やした後、食べる直前にお味噌汁に加えることで、鮮やかで美味しいほうれん草のお味噌汁を楽しめます。
ぜひ試してみてくださいね。