賃貸住宅に住んでいると、時折小さな生き物が室内に入り込むことがあります。小さな虫なら対処は簡単ですが、大きめの生き物だと対応に困ることもあるでしょう。
今回は、ヤモリについて、その生態や室内に現れたときの対処法、そして侵入を防ぐ方法を紹介します。
ヤモリとはどんな生き物?
ヤモリは爬虫類で、長い尻尾と大きな手足が特徴です。足の裏には特殊な毛があり、壁や天井を簡単に登ることができます。
本州から四国・九州にかけて広範囲に生息し、自然豊かな場所よりも都市部を好む傾向があります。日本では「家守」とも呼ばれ、家を守る縁起物とされてきました。
ヤモリは害虫を食べてくれるため、実は家にとって有益な存在です。しかし、見た目が苦手な人も多く、その駆除や予防方法に悩むこともあります。
ヤモリを家から追い出す方法
ヤモリが室内に入った場合、最も簡単なのは手でつかんで外に出すことですが、難しい場合は道具を使うのが良いでしょう。新聞紙、虫取り網、粘着シートなどが役立ちます。
ヤモリは音に敏感で、音を立てると逃げ出すため、丸めた新聞紙で壁や床を叩きながら窓やドアに誘導するのが効果的です。捕獲が難しい場合は、柄の長い虫取り網を使って捕まえ、外に放す方法もあります。
ヤモリは縁起物であるため、可能な限り生かして外に逃がすのが望ましいですが、最終手段として殺虫剤やネズミ捕り用の粘着シートを使用することもできます。
ただし、この場合、後で死骸の処理が必要になることを覚えておきましょう。
ヤモリの侵入を防ぐ方法
ヤモリを家の中に寄せ付けないためには、事前の対策が重要です。換気扇やエアコンホースの先端、網戸の隙間など、ヤモリが入り込みやすい場所をテープでふさぎましょう。
また、室内に害虫が多いとヤモリの餌場になってしまうため、こまめな掃除を心がけ、害虫の発生を防ぐことも大切です。
さらに、侵入されやすい窓や玄関に蚊取り線香を炊くのも、ヤモリを遠ざける効果的な方法です。
まとめ
ヤモリは爬虫類の一種で、家の中の害虫を食べることで家を守る縁起物とされています。
ヤモリが室内に入った際は、音を立てて追い出すか、虫取り網で捕獲するのが効果的です。ヤモリの侵入を防ぐために、侵入経路をふさぐ対策を取りましょう。