自動車教習所での長い教習を終えて、ついに卒業検定が迫ってきました。早く運転できるようになるために、一発で合格したいですよね。
しかし、「勉強が苦手で、学科試験が心配…」と感じる人も多いようです。
そこで今回は、学科試験に合格するための勉強法や、万が一不合格になったときの対処法についてお話しします。ぜひ参考にしてくださいね。
学科試験の合格点と勉強法
自動車教習所では、技能講習や学科講習が終わると、最後に卒業検定があります。
この卒業検定では、実際に車を運転して技能を確認され、合格すると教習所を卒業できます。
しかし、それだけでは運転免許証は手に入りません。卒業後、運転免許センターで行われる学科試験にも合格する必要があります。
この試験は100問のマルバツ問題で構成され、90%以上の正解が求められる厳しい試験です。合格率は約70%とされています。
このように聞くと、「90問以上正解しなければならないなんて自信がない…」と思うかもしれません。
しかし、心配はいりません。学科試験に合格するためには、効果的な勉強法を身につけることが重要です。以下にそのコツを紹介します。
問題数に慣れる
試験時間は50分で、その間に100問を解かなければならないため、スピードが求められます。
過去問や模擬問題を使って、できるだけ多くの問題を解いてスピード感を養いましょう。過去問は書店で購入できますし、模擬問題を提供しているサイトもあります。
繰り返し問題を解いて、速く正確に答える練習をしましょう。
教習所の自習システムを活用する
多くの教習所には、自習ルームや問題集、パソコンを使った学習システムがあります。待ち時間などを利用して、これらの施設を積極的に活用しましょう。多くの問題に触れることで、頻出問題も自然と覚えられます。
間違えやすい問題を理解する
学科試験には、いわゆる「ひっかけ問題」が多数含まれています。
例えば、「赤信号では必ず停車しなければならない」という問題。この答えは×です。なぜなら、緊急車両は例外だからです。
学科試験では、このようなひっかけ問題が多く出題されますが、事前にそれを知っておけば対応は容易です。問題集やブログでひっかけ問題をまとめているものを活用して、しっかり対策を立てましょう。
卒業検定に落ちたときの対処法
一生懸命準備しても、卒業検定や学科試験で不合格になることもあります。しかし、再受験は可能です。
卒業検定では、再受験前に「補修教習」を受ける必要があり、費用がかかることもあります。教習の過程を全て修了してから3ヶ月以内に合格しなければなりません。
学科試験では、補修はありませんが、再受験のたびに受験料がかかります。教習所を卒業してから1年以内に合格する必要があります。
どちらも期限内であれば再受験可能ですが、早く合格するためにしっかり予習することが大切です。
期限内に合格できなければ、教習所に再入校して教習をやり直すことになります。これまでの費用は戻ってきませんので、再度費用がかかることは避けたいですね。
あるいは「一発試験」という方法もありますが、合格は難しいと言われています。期限内に免許を取得できるよう、頑張りましょう。
まとめ
今回は、自動車教習所の学科試験について解説しました。学科試験は、教習所での卒業検定に合格した後、運転免許センターで受ける筆記試験です。
100問のマルバツ問題のうち、90問以上正解すると免許証が交付されます。出やすい問題やひっかけ問題があるため、過去問や模擬問題で十分に練習しましょう。教習所の自習システムも有効活用してください。
学科試験は不合格でも再受験が可能ですが、費用や期限があるため、早めに合格できるようにしっかりと対策を立てましょう。